自然豊かな京都美山の田歌集落にある約1.5haの農地で栽培する多種多品目の野菜、6品種のお米。野山に入り狩猟で得たジビエに山菜、野草、きのこ、木の実などの山の恵を使う完全予約制のスローフードレストランです。

化学肥料や河川や周囲の小さな虫を含めた生態系に悪影響のある農薬は一切使わず、牛糞や鶏糞、落ち葉や腐葉土など自然の中にあるものだけで、合鴨農法や除草をしてくれるヤギなど家畜の力を借りながら育てるお米に野菜。増えすぎて山の植物を食いあらず鹿を獲り、命をいただいたからには無駄にすることなく食肉に。

田歌舎の料理には、私たちが活動するほどに土壌環境や山林の植生が良くなっていくリジェネラティブな考え方の元に行動し、育んだ食材だけが使われています。

食べれば食べるほどに再生的な営みが加速し、地産・地消・地環(その地元で循環)するレストラン。そんなお店を目指しています。

フードロスゼロにするために予めご予約をいただいた料理のみの分量で仕込みをしてご提供しています。そのため、ご来店前に必ずご予約いただきますようお願いいたします。調理時に発生する野菜くず等も合鴨の餌や堆肥となり、またその地で循環していきます。

レストランからのお知らせ

*完全予約制です。ご来店前に必ずご予約くださいませ。

*レストランは年末年始休暇は12月25日~翌年5日までお休みです。

Menu

スタンダードメニュー

田歌舎定番のジビエを使った3種のメニューです。メインに使われるのはスタッフが猟をして精肉したお肉。それらを彩るのは季節の野菜や間引き菜、野にある木の実や野草など。その日そこにしかない食材を使った料理のため、写真にある野菜は季節によって変動します。

スタンダードメニューのご予約については、来店の前日までにご予約いただきますようお願いいたします。

鹿カバブプレート

トルコ料理のシシカバブを
鹿肉でアレンジ。自家製のピクルスやスパイスがたっぷりです!

サラダとパン付 税込¥2,500

リングソーセージプレート

太めのケージングをリング状にしたワイルドながらも無添加のソーセージです。どなたにも食べやすいお味です。

サラダとパン付 税込¥2,500

鹿のミートソースピザ

ハンドメイドのピザ生地に、
鹿ミンチのミートソースを使用。唐辛子ソースをアクセントにどうぞ。

サラダ付 税込¥2,200

コースメニュー

それぞれ特徴のある3種コースをご用意しています。仕込み・準備の都合上、来店3日前までにご予約いただきますようお願いいたします。また来店されるグループ内でひとつのコースをお選びいただきご予約いただいております。グループ内で別コースというのはご対応できかねますのでその旨予めご了承くださいませ。

狩り人ごはん

田歌舎で狩猟した獣肉をお楽しみ頂けるコースです。田歌舎近辺で最も多く捕獲できる鹿肉中心の料理ですが、捕獲状況次第では猪や、珍獣のお肉も登場します。

「ジビエ尽くし」を楽しみたい方にオススメのコースです。

税込¥3,500 / 1名

季節のおまかせ

季節と共に移ろう旬の野菜や野のもの、ジビエ。その日に厨房に届いた食材ありきで構成されるコースメニュー。

メニューは当日までお楽しみです。

税込¥3,500 / 1名

ははとこごはん

和・洋を問わず玄米とお野菜中心のプチマクロなごはんのコース。

お子様(2~7歳)サイズもご用意できますのご予約時にお申し込みください。

大人サイズ 税込¥2,200
子どもサイズ 税込¥1,200
※お子様のみのご予約はご遠慮ください※

営業時間

<営業日>
水・木・金・土・日・祝日(月曜日と火曜日はお休みです)

<営業時間>
ランチ 11:30 - 14:30(完全予約制)

<キャンセルポリシー>
前日から100%頂戴します。

お客様へのメッセージ~食べることで環境を再生させる食の在り方を求めて~

田歌舎ではその時期、そのタイミングで手に入った食材をおいしく食べることを大事にしています。通年同じ野菜などない代わりに、目の前の採れたての素材を手に入れてから、さてこれをどうやって美味しく調理しようかと考えを巡らし、その食材の滋味深い味わいを楽しんでいただける一皿をご提供しています。

これらの食材は、できるだけ生態系への負荷を減らした持続的な方法で生産した農作物や、山林を荒らす増えすぎた鹿の個体数調整を念頭に置いた狩猟で得たジビエ。それ単体でも滋味深い味わい感じられる食材で在りながらも、多方面から自然環境の再生にアプローチしながら手に入れた食材でもあります。

例えばより美しいお米の増収を目指すのであれば、与えるカメムシ防除の農薬を使うと良いでしょう。しかし非常に強力な農薬のため、河川に生息する魚が死ぬなど多大な悪影響を及ぼします。必ずしも全ての農薬や化学肥料が悪者とは言いません。しかしモノによっては、使い方によっては事実、環境に悪影響を及ぼすことやそのこと自体がサステナブルではなかったりもします。

限りなく真に持続的な農業をしようと思うと、日々雑草と野菜を食べる虫との戦いです。田歌舎自慢のジビエも、猟犬を育て、鉄砲を担いで山を雪の中であろうと歩き回り、獣の動きを予測して仕留めます。文章だと一文にまとめることも出来ますが、実際は尋常じゃない努力、労働の上にようやく成り立つお肉でもあります。

経済だけ考えるならば、私たちの農業や狩猟というのは実は割に合わない生き方なのかもしれません。しかし、言えることのひとつはこの生き方はとてつもなく豊かであるということです。

持続可能な暮らし、食べることを通じて自然に介入し、環境を再生していくようなリジェネラティヴな食の在り方が、これからの食の未来を考えていく上とても重要なことだと私達は考えています。

より良い未来と、豊かで楽しい暮らし、美味しい料理を追求していく。

そんな想いを常に胸に、これからも田歌舎の挑戦は続きます。

メニュー
米・獣肉販売