視察ご希望の方へ

視察ご希望の方へ

自然災害、異常気象…etc. 壊れゆく地球を都会にいながらでも感じられるほどになってしまった自然を目の前にして、いま世界中でSDGs・サステナビリティが叫ばれています。持続可能な社会とは、持続可能な暮らしとはなんだろうか。

数多の解のひとつとして、日本の昔ながらの暮らしにヒントがあるはずです。豊かな森の恵みを持続的に利用していく多様な知恵を持ち、自然と密接に結びついた暮らし。作物を育て、棲み処を作り、火を扱い、獣を狩り、捌き、料理をする暮らし。

田歌舎は2004年に創業当時から、寒暖差が大きく森林面積約96%を誇る自然豊かな京都美山町をフィールドに、はるか昔から引き継がれてきた先人の知恵を活かした持続可能な自給自足のモデルをつくり、磨いてきました。

食料自給率は9割以上。お米や野菜をスーパーで買うことはありません。公共の水道はなく、施設より400mほど奥にある山から湧き出る天然水を水源とする自家水道システムを作っています。

建物は大小様々な10棟以上の建物をセルフビルドしています。木の伐採をして、その木を製材し、建材として使用し、余った端材は薪ストーブのエネルギーに。そして、季節に応じて山菜やキノコといった森の恵をいただきながら、猟犬・ヤギ・合鴨たちとともに暮らしています。

失われつつある自然を守り、活かす知恵と技術。私たちはその確かな伝え手となり、視察に訪れる個人・企業の皆様に持続可能な暮らし方のノウハウをお伝えさせていただきます。

テーマ別 視察プログラム

視察の目的に応じて以下テーマ別に施設の案内・見学・座学など行います。

①持続可能・自給自足の暮らしの仕組み・ノウハウ
農業狩猟をはじめとした通年の食糧自給、自家水道、自伐型森林管理、建築、牧畜。持続可能な暮らしのモデルをお伝えします。
②ジビエ活用・解体場運営・販売のノウハウ
年間200頭近い鹿・イノシシの余すことなく有効活用するノウハウを10年以上の解体場運営・販売の事例とともにお伝えします。
③脱都会の若者が集まる仕組み・仕掛け・研修制度
田歌舎のメンバーは全員移住者。10代~30代の若者が多く集まり、日々技術を磨いています。その仕組み・仕掛けをお伝えします。
④地域連携・エコツーリズム・環境保全・地域活動
地域に根ざして事業を営む上で、様々なことで地域の各種団体と連携しています。地域と事業者Win-Winとなる仕組みをお伝えします。

視察スケジュール / 料金プラン

視察当日の具体的な内容につきましては、田歌舎へお越しいただく目的に応じてアレンジさせていただきます。視察ご希望の際はお気軽にお問い合わせください。

午前もしくは午後の半日プログラム、もしくは午前・午後ともにじっくり丁寧に施設ご案内する1日のプログラムの2パターンをご用意しています。

また、田歌舎のほぼ全ての活動が食と紐付いておりますため、ぜひ食べることからも感じていただければと思い、視察は食事付きプログラムに限定しております。

畑から直送の新鮮な野菜、全く臭みのないジビエ。食材が料理となるまでの物語と学び、食材の滋味深さを感じられる料理。美味しいはもちろん学びや発見を提供できればと考えています。

山懐の生活者であり、生産者であり、料理人でもある田歌舎の自給自足の暮らしを全身で感じてください。

①1日プログラム

・内容:AM10:00〜施設案内 → PM13:00〜 講座など(15時頃終了)
・所要時間:約4時間+昼食1時間程度
・視察料金:
  - 5名様まで:税込44,000円(昼食料金別途)
  - 6名様以上は1名様につき税込4,400円追加

②半日のプログラム

・内容:食事の前 or 後にテーマに関しての紹介・質疑応答、施設案内など
・所要時間:約2時間+昼食1時間程度
・視察料金:
  - 5名様まで:税込33,000円(昼食料金別途)
  - 6名様以上は1名様につき税込3,300円追加

お食事について(税込2,200円/1名)

<視察ランチ メニュー>
・季節の前菜
・メインディッシュ(鹿肉等を使用)
・田歌舎自家栽培米ごはん や パン

*視察のテーマに寄り添い、料理内容をアレンジいたします。
*人数等によって、メニュー構成が変更になる場合がございます。

視察ランチ 一例

ランチのコンセプトは、田歌舎の持続可能な暮らし。
暮らしの中から生まれた食材をふんだんに利用しますが、その食材は日々とてつもないスピード感で入れ替わります。

例えば畑で採れる野菜は通年変わり続けますが、育てる過程の間引き菜も食材として使い、普段は捨て去る葉も食材として、あるいはソースや飾りにも活用するなど、農作業で出た副産物も使います。

冬は例えば郷土料理・漬物等の保存食づくりに使う麹を自家栽培米で手作りします。自家製麹は保存食にも使いい、麹からの酵母でパンを焼く。日によってはそばの実を製粉する仕事があり、その際に出てくる外側の皮の部分をパンに用い、精米の過程で出た糠を食材に利用したり、糠床に使ったり。

日々の自然の中での暮らしで作るものとその副産物を如何にして美味しく食べるか。古来から日本人はそうした知恵を積み重ねてきました。田歌舎も昔ながらの知恵と技術を引き継ぐという理念から、あらゆる食材を真剣に利活用することを目指しています。

今週はこの食材を使えるが来週は無いということは当たり前なのが自然の世界です。そのためメニュー写真はあくまで写真はイメージとして捉えていただけたら幸いです。

その季節とタイミングで使えて、美味しく、学びのあるメニュー。食材を知り尽くした料理人がご提供いたします。

視察ご検討・申し込みご希望の方へ

ご予約は以下ボタンのリンク先の予約フォームよりお願いいたします。またご不明な点は以下までお問い合わせくださいませ。

お問い合わせはこちら