雪の無い年始。で、雪が無いままの1月下旬。私25年前に移住してきて以来初めての事態です。温暖化のステージがまた一段上がったようで怖いですね。
雪がないことで色々想定外、予定外なことになっております。昨年夏ごろより「ちちんぷいぷい」(毎日放送)の生中継が田歌舎に時折やってくるのですが、雪の中で何か、の予定が立たず、急遽ジビエのBBQとお餅つきをすることに。
まあ、15分ほどの時間の決まった枠の中にBBQが美味しく焼けてて、なおかつお餅つきがちょうど突き上がるというタイミングを合わせるの大変ですわ。
20人ほどのスタッフさんとでっかいアンテナ積んだトレーラーやらバスやらすげえ大所帯の撮影団。普通の収録と生放送の違いは凄いですよ。私たちも時間の制約のなかで慌ただしい一日になりました。
1月から3月は燻製作りのシーズンでもあります。猟やその他の仕事の合間を縫って、いろんな種類のハムやベーコンなどを作っていきます。
まずはアナグマ、アライグマ、ハクビシンなんかの珍獣ベーコンからスタートしました。
まかないは新しいメニュー作りも兼ねてね。ま、割とゆとりを持って働ける時期でもあります。
それが早速以下のようにお客様に出されました。
夕食の前菜(オードブル)です。この後、以下の鴨玉餡掛け、ジビエ炭火焼、牡丹鍋と進んでいきます。だいたいお客様には「多過ぎる」との苦情をいただきます。
ま、でも少ないより良いよね。海の家では海の幸満載で山小屋では山の幸満載なのですよ。
鴨卵とほうれん草のオムレツにイノシシ肉の煮込みをトッピングしにさらに黒米粉の餡をかけた一品。この秋閃いた私のオリジナルメニューですよ。適当に作ってみたらスタッフや消防のメンバーにもやたらウケたのでメニューに加えました。(笑)
雪がないけど狩猟は生業。黙々と続きます。
出張で鶏捌き&鹿解体体験に行ってきました。年に数回こういった依頼をお受けしています。ある参加者のお父さんが「4年間ここの自然学校の体験に子供を通わせていますが、一番楽しかったです。」と言う言葉を帰り際にかけていただけました。
都会の方々に「命の体験の需要」高まってますね。嬉しいことです。
解体場の側の松の木の下に近頃毎日エビフライが転がっています。おそらく明け方に人気のないウチにリスがもぐもぐしているのでしょう。
おまけ。
巨大な田歌舎大根にかぶり付く室内ウサギ。載せんといてや!と人物には言われましたが、顔の消し方わからんのでそのまま載せたった。(笑)