森林面積96%の京都美山町では、杉を中心に多くの木々に囲まれています。
私たち田歌舎では"仕事"としての林業はしていませんが、日々自分たちが建築や農業用資材として利用したいという目的のもと、伐採、製材を行うことは多々あります。
フルスピードで作業をこなしていくプロとは違うものの、山村の暮らしにおいて必要な伐採をゆっくりでも安全に且つ確実に伐倒・枝払い・搬出し、製材を行い使う。
「木を暮らしに使うために伐る」という昔は当たり前のように行われていた営みのひとつを、宿泊を伴う形に限定してじっくり体験いただく"モニターツアー"を企画しました。
目次
<プログラム内容>
小〜中径木の杉の木1本を倒し、その後の枝払いや、芯材では角材を作り、端材からは薪や杭作りなどを体験します。チェンソーを初めて扱う方でも道具の取り扱い方や怪我をしないための注意点含めしっかりレクチャーし、山村の暮らしに活かす術を体験いただくという内容です。
※資格取得の可能な林業講習ではなく、あくまで日々の暮らしで木を取り扱う術を学ぶ体験になります。
また、製材後の木を使用してちょっとした木工体験も含め、暮らしで木を扱う技術を学ぶ体験も行います。
現在の日本では直径20センチ程度までの間伐材は、ほとんどのものが山林に放置されています。役に立たないからではなく、作業手間に対して売値が釣り合わないためのやむを得ない処置でもあります。
そんな間伐材をうまく利用する術を持つ人が各地に増えてくることで、身近な山林を有効利用し、荒廃する林も守り育てることにもつながるかもしれません。一本の杉の木から、林業と建築と田舎暮らし、そして自然との共生を実感できる充実の山村体験です。
※モニターツアーを経てプログラム内容は随時改善しています。2022年度以降プログラム内容が変わる可能性があります。
<スケジュールについて>
以下、大枠のスケジュールとなりますが、今回モニターツアーとなりますので、参加者様のご要望をお伺いしながらプログラム内容をカスタマイズしていきます。
ツアー中のフィードバックをいただきながらよりプログラム内容を洗練させていきたい狙いもあるためお申し込み時に今回の体験で特に何を学び体験したいのか興味などお伺いできましたら幸いです。
【1日目】チェンソーの取り扱い、伐倒、枝払い、製材
【2日目】製材した材木を使った木工
<法人・団体の方へ>
団体向けのプログラム、子供も参加するプログラム、また教育的なプログラムなど内容をアレンジして開催することができます。ご検討の方は、まずは一度、お気軽にお問い合わせくださいませ。
<お申し込み方法>
下記参加要項をご確認の上、以下6つの項目を下記メールアドレスまでご連絡ください。
①氏名
②参加人数と年齢(事前にだいたいわかれば構いませんので年齢は「30代」等の記載でOKです)
③体験希望日程(複数日程候補があればそちらもお知らせください)
④特に体験されたいこと、興味があること
⑤連絡先(電話番号)
⑥その他質問事項
お申し込み・ご検討の方はこちら → tautasya@cans.zaq.ne.jp
開催期間 | 11月~4月(7・8月は受付不可 / 12~3月は積雪のため受付不可) |
参加料金 | ◆40,000円(税込44,000円)/ 1名(1泊2日|体験料・宿泊費・食事代込) ◆団体(11名以上):人数によって割引できます。ご相談ください。 |
参加対象者 | 中学生以上(小学生以下の参加をご希望の際には随時ご相談承ります) |
集合場所・時間 | 午前10時/田歌舎 |
所要時間 | 1泊2日・2日目15時頃解散 |
参加費に含まれるもの | 宿泊代・1日目昼食・夕食代、2日目朝食・昼食代、道具工具レンタル料、保険代 |
持ち物 | 動きやすい服装、登山靴または長靴、雨具 など |
食事について | 参加費に含まれています。※アレルギーの有無は申込時にご連絡ください |
最小催行人数 | 1名様から |