林業体験(伐採 / 製材)

田歌舎では敷地内の建物を全てスタッフ自ら伐木、製材、大工作業を行い建設しています。

「林業体験」では田歌舎が日々の暮らしの一部としておこなっている建築の前の段階の、杉の伐採・枝打ち・角材・板材への製材までの工程を体験できます。

街中で暮らしていたり、あるいは林業の世界に入っていないと普段身近でない木を取り扱う知識と技。田歌舎のスタッフは本業の木こりではなく、揃えている道具なども森林組合のように大規模な道具は少ないです。

その一方で最小の道具で自ら伐採した木を実際の生活に活かすことを実際に行っているため、より個人がどう木を生活に活かすか、それをより身近に感じていただけるのではないかと思っています。

山に生えている杉の木が、実際に板や材木として使われるまでどういった工程を踏んでいるのかその一通りを体験することができます。

<田歌舎の林業体験の流れ>

1.伐採:直径20~40cm程度の杉の木を1本伐採

2.製材:施設内で使用している製材機を使って1本の丸太から材木を作ります。木の大きさや個性に合わせてどんな材を取るか決める「木取り」から実際に機会を動かすまで。ガイドが解説しながら共に行います。

3.鉋がけ(プレーナー):製材した段階だと材木の木目はザラザラしていて粗い状態。それをプレーナーと呼ばれる自動カンナ機を使い、実際に家屋に使われているようなツルツルとした美しい状態にします。今回の体験の中では「林業」というよりも「大工」の仕事にカテゴライズされる部分です。

4.薪:製材を行うと、材木としては使いづらい部分が多々出てきます。そうしたものを斧やナタ、あるいは薪割り機を使って冬季の暖房の燃料、薪づくりを行います。倒した木を余すことなく使うという意味でこちらもとても意味のある工程です。


製材の挽き粉は堆肥舎に運ばれ堆肥の副資材として活用されるなど、田歌舎が誇る循環(リジェネラティブ)の一部を営みから持続可能社会を見つめなおす機会としても意義ある体験です。

全国的に直径20センチ程度までの間伐材はほとんど山林に放置されています。役に立たないからではなく、作業手間に対して売値が釣り合わないためのやむを得ない処置でもあります。

そんな間伐材をうまく利用する術を持つ人が各地に増えてくることで、身近な山林を有効利用し、荒廃する林も守り育てることにもつながるかもしれません。

一本の杉の木から、林業と建築と田舎暮らし、そして自然との共生を実感できる1日充実の木を知り、学ぶ体験です。

団体での体験希望の方へ

また、グループでの焦点を絞った体験から、教育旅行などでの大人数の体験まで引き受けることができます。団体向けのプログラム、子供も参加するプログラム、また教育的なプログラムなど内容をアレンジして開催することができます。ご検討の方は、まずは一度メールもしくはお電話にて、お気軽にお問い合わせくださいませ。

開催期間9・10・11・12月、3・4・5・6月(夏季/冬季開催不可)
参加料金◆1~4名:28,000円(税込30,800円)/1グループ
◆5名以上:7,000円(税込7,700円)/お一人様
参加対象者中学生以上(小学生以下の参加をご希望の際には随時ご相談承ります)
集合場所・時間午前10時/田歌舎(15時頃終了予定)
所要時間約4時間+お昼ごはん休憩
参加費に含まれるもの昼食代、保険代
持ち物動きやすい服装、運動靴または長靴、雨具など
昼食について参加費に含まれています。
最小催行人数4名様から(4名未満の場合は1グループ料金となります)
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